Cats Berry Records Blog

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zoom RSS 続・森の生活へ。近況報告、新作詩掲載、CBRサイト改訂のお知らせ、etc.

<<   作成日時 : 2015/12/09 01:47   >>

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自分の内部に生活の根を下さなくてはならない。
ヘンリー D. ソロー / 歩く

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さて。こちらでは、皆さんまたご無沙汰になってしまいました。
昨年のインド・ラダック行きからの調整で、今年一年、もう一度都市での生活に戻っていましたが、
今月20日より、今一度信州での生活に戻る予定です。

場所は、当初いろいろな場所を考慮に入れたのですが、
最終的には、北アルプス北部山麓となりました。

http://www.tsugaike.gr.jp/photo-spot/gallery/spot05

http://www.tsugaike.jp



個人的にはやはり、続・森の生活という位置付けです。
そして、立ち上げ以来、主に東京近郊で活動して来たCats Berry Recordsも、
2012年の『SONG FOR A FRIEND vol.15』以降の放浪、休止期間を経て、本拠を移すことになるかもしれません。

2012年の『SFF vol.15』以降、基幹イベントの開催がなかったので。
まずは、2012年初頭から、現在までの主な活動記録を、まとめてこちらにも転載させて頂きます。

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以下、
Cats Berry Records Official Web Site
about pageより。

http://www5f.biglobe.ne.jp/~catsberry/about.html

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*2012年、3月11日、
OTOTOY主催、日本復興コンピレーション・アルバム
「V.A. / Play for Japan vol.8」「波と港町(新録)」収録参加。
track.17 - 「宮田京之亮と父ちゃんのポー / 波と港町(新録)」
同月25日、Cats Berry Records presents
「SONG FOR A FRIEND vol.15」 at SOUP (ochiai)
w/The Sleepy Heads、父ちゃんのポー、あみのめ、
Nitenaihocro、林拓、山本無我、DJ a la cult
4月15日、secret live
「For Negishi Kun & Furudate San Wedding Party」
at Omotesando Bamboo
4月21日〜11月6日、山上生活、at 日本アルプス常念小屋
(7月10日〜11日、常念岳〜蝶ヶ岳〜奥上高地横尾、縦走
9月28日〜29日、常念乗越〜大天井岳〜燕岳〜北燕岳、縦走
10月9日〜15日、北アルプス、表銀座、裏銀座、西穂高〜焼岳、縦走)
7月25日、カケハシ・レコード、ミニコミ誌「Kakereco Greetings」電子書籍版、発売。
8月8日、カケハシ・レコード、Kakereco t-shirts no.2、発売(原画作成)。
11月13日〜28日、ネパール連邦民主共和国、エヴェレスト街道トレッキング
(カトマンドゥ〜ルクラ〜ナムチェ・バザール〜カラパタール5,500m)
12月13日〜31日、インド共和国、亜大陸一周彷徨
(デリー、アーグラー、カジュラーホー、バナーラス、
ブッダ・ガヤー、コルカタ、プリー、ブバネーシュワル)

*2013年、1月1日〜28日、インド共和国、亜大陸一周彷徨
(チェンナイ、マドゥライ、カニャークマリ、アレッピー/クイロン、
コーチン、ゴア、ムンバイー、アウランガーバード、エローラ、
アジャンター、ダラムシャーラー、アムリトサル、ジャイサルメール、ジャイプル)
1月31日、写真サイト開設、Photologue / Dharma Bums
4月22日〜11月5日、山上生活、at 日本アルプス常念小屋
(5月27日、屋久島、一湊白川山、愚角庵訪問
28日〜30日、屋久島、楠川〜白谷雲水峡〜宮之浦岳〜
花之江河〜ヤクスギランド、縦走
6月22日〜25日、常念岳〜蝶槍〜徳本峠〜霞沢岳〜上高地、縦走
9月2日、secret live「第13回、
常念音楽祭 フルートの夕べ」at Jonenkoya (japan alps)
9月23日〜27日、常念山脈〜槍ヶ岳〜裏銀座〜W五郎岳〜烏帽子・船窪・七倉、縦走
10月14日〜26日、北アルプス南北大縦走
常念乗越〜上高地〜飛騨神岡〜笠ヶ岳〜双六岳〜三俣蓮華岳〜
黒部五郎岳〜薬師岳〜富山〜室堂〜立山雄山〜黒部湖〜
下ノ廊下/旧日電歩道〜阿曾原谷〜水平歩道〜欅平〜唐松岳〜白馬〜松本)
12月14日、川苔山(奥多摩山系)

*2014年、2月4日、写真サイト移設、Flickr / Dharma Bums
2月7日、Web Press 葉っぱの坑夫
ことばの断片 / Frangments: #81 「ここは、南印度」放浪詩掲載。
4月、東京都江戸川区合同図書館報「ことのは 春 NO.15」
紹介文提供(『山本高樹著 / ラダックの風息』)。
5月15日〜8月11日、インド共和国、ラダック、ザンスカール、カシミール、
コルカタ、スィッキム、ブータン王国滞在
(5月16日〜17日、レー、18日〜20日、サブー尼僧院、20日〜27日、ダー、
27日〜6月19日、ハヌパタ、19〜26日、ザンスカール・トレッキング、
27日〜7月6日、ザンスカール、7日〜22日、レー、チョグラムサル(カーラチャクラ灌頂伝授会)
ヘミス、スピトク、ヌブラ渓谷、ティクセ、シェイ、他
7月23日〜25日、カシミール(スリナガル、ジャンムー)、26日〜29日、ダラムシャーラー、デリー、
7月30日〜8月2日、コルカタ、3日〜11日、ダージリン、スィッキム、ブータン王国、デリー、帰国)
8月13日〜15日、荒川三山縦走(悪沢岳〜荒川中岳〜赤石岳)
8月28日、secret live at Fzeraf (hakata tenjin) w/uchinori
9月20日〜21日、八ヶ岳(赤岳〜硫黄岳縦走)
9月27日〜28日、白峰三山縦走(間ノ岳〜農鳥岳〜北岳)
10月25日〜26日、常念岳
11月20日、太忠岳(屋久島)
11月27日〜28日、anonym gallery exhibition at nonym gallery (長野県茅野市)
「美しさはあなたの目の中に」衣食住作家、井桁修平君小屋作り手伝い。
11月26日〜12月10日、パネル展示
「図書館員が行く インド・ラダックの旅」
(文、写真: 宮田京之亮、資料協力: 特定非営利活動法人 ジュレー・ラダック)
at Nishikasai Library, Edogawa, Tokyo
12月、ジュレー・ラダック
「News Letter Vol.19」ホームステイ滞在経験記、提供。

*2015年、1月3日、御岳山(東京都)
1月5日、三頭山、御前山縦走
3月5日、三ツ峠山、26日、鋸山(千葉県)
4月17日、雁ヶ腹摺山
5月2日、丹沢主脈縦走(蛭ヶ岳〜丹沢山〜塔ノ岳)
5月17日、乾徳山
5月28日〜29日、奥秩父主脈、瑞牆山、金峰山
6月1日発行、詩誌 京浜詩派 第210号 発行 横浜詩人会議
詩編「毎日、被曝しながら」掲載。
6月28日〜29日、奥秩父主脈核心部縦走、国師ヶ岳、北奥千丈岳、甲武信岳
7月4日、九条の会 「詩人の輪」署名。
7月25日発行、『15'百草百花』
新人賞詩選集 詩人会議出版 詩編「鉱山で」掲載。
7月25日〜26日、仙丈ヶ岳、広河原
7月30日発行、詩誌 澪 第44号 発行 千葉詩人会議
詩編「新しい日々」掲載。
8月5日、木曾駒ヶ岳、宝剣岳
8月13日〜15日、北穂高岳、涸沢岳、奥穂高岳、前穂高岳縦走(Mount Trekking Club)
9月1日発行、詩誌 京浜詩派 第211号 発行 横浜詩人会議
詩編「新しい物語」掲載。
同月、東京都江戸川区合同図書館報「ことのは 秋 NO.21」510-8 Ch
紹介文提供(『プリファブ・スプラウト / クリムゾン/レッド』)。
同月3日〜16日、アメリカ合衆国、ジョン・ミューア・トレイル・セクション・ハイク
San Francisco (City Lights Book Store),
Yosemite National Park, Ansel Adams Wilderness, etc.
10月5日発行、文芸思潮 発行 アジア文化社
第11回「文芸思潮」現代詩賞 第二次審査通過、「コルカタへ」「祈りの地」「歌が聞こえて来る」
10月17日〜10月18日、北八ヶ岳南部縦走、硫黄岳、根石岳、天狗岳、高見石、白駒池
11月1日〜11月23日、パネル展示
「図書館員が見た インド一周案内」(インド三大都市編、文、写真: 宮田京之亮)
at Nishikasai Library, Edogawa, Tokyo
11月2日〜11月3日、常念小屋、常念岳、前常念岳
11月21日、奥多摩小縦走、愛宕山、大岳山、御岳山(奥ノ院)
11月30日〜12月1日、奥秩父主脈東半部縦走、笠取山、唐松尾山、飛龍山
12月1日発行、詩誌 京浜詩派 第212号 発行 横浜詩人会議
詩編「彼らと僕らは違わない」掲載。

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下記は、現在分かる範囲での2016年の活動予定です。

*2016年、
同年初頭、詩誌 澪 第45号 発行 千葉詩人会議
詩編「コルカタへ」掲載予定。
1月8日〜13日(予定)、「ジュレー・ラダック写真展」
パネル展示「図書館員が行く インド・ラダックの旅」
(文、写真: 宮田京之亮、資料協力: 特定非営利活動法人 ジュレー・ラダック)
4月1日発行、図書館報
紹介文提供予定(『ヘンリー D. ソロー著 / 歩く』)。
11月、パネル展示(予定)
「図書館員が見た インド一周案内」
「図書館員が歩いた エヴェレスト街道」(完全版、文、写真: 宮田京之亮)

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自分的にも、Cats Berry Recordsの今後の位置付けを考え、
今までの活動を俯瞰しておきたい必要もあり、以前のライヴ・ページを拡張し、
「詩作・その他創作ページ」「最近のライヴ・ページ」「過去のライヴ・ページ」の三種類に分類しました。

近年、活動の割合が増している、詩人としての活動、今後の紀行パネル展示データ等も、
この新設した「詩作・その他創作ページ」にデータを更新して行くことになると思います。

Poet & Others
http://www5f.biglobe.ne.jp/~catsberry/live.html

Recently Live (2010-)
http://www5f.biglobe.ne.jp/~catsberry/livea.html

Past Live (2001-2008)
http://www5f.biglobe.ne.jp/~catsberry/liveb.html

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まだ中途ですが、紀行写真、山岳写真等は、
継続して『Flickr / Dharma Bums』にアップして行きます。ラダックより先に、
今年のジョン・ミューア・トレイル・セクション・ハイクの写真がアップ完了しました。

https://www.flickr.com/photos/116171756@N05/sets/

『極北インド日記』の方も、
何とか少しずつ文字起こしをして行きたいところです。

http://catsberryrecords.at.webry.info/201504/article_2.html

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下記は、恒例の最近のフェイスブックからの転載です。

https://www.facebook.com/kyonosuke.miyata

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今夏のMTC、二泊三日の穂高稜線縦走は、全員無事に踏破下山しました。

「上高地〜横尾〜涸沢〜北穂南陵〜北穂高岳(3,106m)〜涸沢岳(3,110m)〜
奥穂高岳(3,190m)〜前穂高岳(3,090m)〜岳沢〜上高地」

8/13は、上高地到着時より雨。
当初の予定ルート、槍沢〜大キレット案は早々に放棄し涸沢へ。
土砂降りの中、昼前には涸沢小屋に到着。雨はどんどん強くなる一方で、そのままこの日は、涸沢小屋泊。

8/14も、早朝より土砂降り。朝食後、遭対協の方のスピーチで、14日の予報は午後も雨、
各自の判断で午前中に小屋を出発するようアドヴァイスあり。酷くなれば上高地への撤退もあったが、
7時頃より俄かに晴れ間。
急遽、7時半北穂南陵へ出発。後半また降られながら、北穂登頂。

8/15は、未明より快晴。14日夜半には夜空も晴れ渡り、天の川、
松本市街地もテントの中から見渡せた。
午前中は、今回の最難ルート、涸沢槍〜涸沢岳間の稜線を通過。
落石音と県警ヘリの飛び交う中、絶景絶壁を抜け、涸沢岳登頂。
以後、奥穂、吊尾根、前穂、重太郎新道、岳沢、河童橋へ。

以下、今回のメンバー各々の初登頂。

(佐々木、北穂高岳、涸沢岳、初登頂。
藤沢、北穂高岳、涸沢岳、奥穂高岳、前穂高岳、初登頂。
内山、前穂高岳、初登頂。宮田、涸沢岳、初登頂。)

-2015/08/18-

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今夏における掲載詩発表のお知らせです。

この夏は、
6月1日横浜詩人会議発行「京浜詩派 210号」にて
旧作詩『毎日、被爆しながら』、
7月25日詩人会議出版発行、
「詩選集 15’ 百草百花」にて新作詩『鉱山で』、
7月30日千葉詩人会議発行、「澪 44号」にて
新作詩『新しい日々』を、それぞれ掲載頂きました。

他、インド放浪詩三作品、
『コルカタへ』、『祈りの地』、『歌が聞こえて来る』が、
「文芸思潮」第61号(9月25日 / アジア文化社発行)にて、
第二次選考通過作品として記載(中間結果)される旨、ご連絡頂きました。
「京浜詩派 210号」、「詩選集 15’ 百草百花」、「澪 44号」三誌につきましては、
Cats Berry Recordsにても、若干冊在庫がありますので、
ご希望の方には所定頒価にて頒布、郵送致します。

お問い合わせ
catsberryrecords@gmail.com

-2015/08/19-

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“勇気が君を拒んだら、その上を行け” - Emily Dickinson 1830-1886

日夜苦心したJMTセクションハイクへのパッキングも、ほぼ完了。
後はこれに、現地での釣り具やベアキャニスター(熊対策用食料保管容器)等が加わるだけだ。

にしても、ちゃんと入域許可が下りるかどうかだけども。
で、最後の士気上げに、先日、柴田組長に教えて頂いた『Wild』を観に行く。
この作品は、ロング・トレイルとは無縁のとある米国人女性が、
自分の人生を建て直す為に、突如無謀にも1,600kmに及ぶ
合衆国三大トレイルの一つPCT(パシフィック・クレスト・トレイル)を踏破した
自叙伝的記録『Wild: From Lost to Found on the Pacific Crest Trail』を映画化したもの。
主演女優は、ジョニー・キャッシュの伝記映画『Walk the Line』で、
妻のジューン・カーター役を演じたリース・ウィザースプーン。
面白いのは、脚本に、全然アウトドア派ではない音楽オタク作家、
ニック・ホーンビィが起用されている点(懐かしき、『ハイ・フィディリティ』!)。

エミリー・ディキンスンの詩の一節を書き付け、PCTを歩き始める主人公に、
レナード・コーエンやサイモン&ガーファンクルの楽曲が絡みつく。
旅の終盤では、ジェリー・ガルシアの追悼ライヴに遭遇したりと、
当時の米国音楽の状況(95年頃)との繋がりも表現されていているのはニックの手腕か。

僕が歩こうと思っているのは、この映画のおよそ16分の1にしか満たないけれども、
これからPCTやJMT(ジョン・ミューア・トレイル)に興味のある人は、
観てみてもいいんじゃないかな。現実的なJMTのドキュメンタリー映画としては、
『MILE... MILE & A HALF』がオススメです。
 
https://www.youtube.com/watch?v=tn2-GSqPyl0
https://www.youtube.com/watch?v=6bWiD0YC7s8

-2015/09/01-

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10年ぶりの合衆国。
とりあえずは、列車の切符、ベアキャニスター、
州のフィッシング・ライセンス等をゲット。
こいつで、ハックルベリー・フィンよろしくトラウトを釣れるかな?
バス・ターミナルで唯一会った日本人のロック・クライマーは、
元赤岳頂上山荘の小屋番さんだと言う。僕より一足早く、今日ヨセミテに向かって行った。
明日は、予定通りJMTサウスバウンドの玄関口ヨセミテ・ヴァレーへ。後は、当日のパーミット取得次第。

-2015/09/04-

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I came back to human world from High Sierra Wilderness.
I walked 10 days (inc. 2 rest days) about 75 miles / 120 km.
I never forget these wonderful experience in my life.

-2015/09/14-

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今日は、以前から行ってみたかった
シティライツ・ブックスへ。
ここは、50年代に花開いた、
サンフランシスコ・ルネッサンスと言われるアメリカ現代詩の起爆拠点であり、
現在も現役の書店として営業している。
ハードバップ・ジャズの即興演奏と
日本の俳句形式等の東洋思想にインスパイアされた新たな詩的革命は、
東海岸のビートにも大きな活動の場を与えたそうだ。

店の前に立っていると、ジョンと名乗るおやじが、
いきなりギンズバーグやケルアックの経歴をマシンガントークで語り始めた(笑)。
唾を飛ばしながら息継ぎなく喋り続けるジョンを見ていると、
なんだかビートの亡霊を見ているかのようで可笑しかったよ。

https://en.m.wikipedia.org/wiki/San_Francisco_Renaissance

-2015/09/15-

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I went back to Japan last night.
I'd like to say thanks to the American people at my first North American long trail.
A lot of American people have taken care of me. Thank you so much, Doumo Arigatou!

 昨夜、あっという間に帰国しました。
今日から仕事です(笑)。まずは、今回の初北米大陸ロング・トレイル、
JMTセクション・ハイク第一弾(ヨセミテ渓谷〜レッズ・メドウ〜マンモス・レイクス)において
お世話になったアメリカの人たちにお礼を言いたいです。どうもありがとう!

 最初に、ヨセミテのウィルダネス・センターで、JMTのいろはを教えてくれたアンナ、
彼女は、帰国前に旦那さんのショーンと一緒に、サンフランシスコのビジネス街一等地で再会。
アンナはカルフォルニア高速鉄道のエンジニア、
ショーンは法律弁護士と、JMTという共通項がなければ、
この広い世界で僕らは一生出会うことはなかっただろう!街で再会した時、
完全に街の人になっていてびっくりした。
 
 そして、“KEMOSABE”と言う奇妙なトレイル・ネームを僕につけてくれた、
”BUG JUICE”こと、コロラド、デンヴァーのディーン。彼の彼女は膝を痛めた為に、
トゥオルミー・メドウで帰宅してしまったけれど、
彼は今もMt. ホイットニーを目指してJMTを歩き続けているはずだ
(ちなみに、“KEMOSABE”とは、アメリカのドラマ / 映画『ローン・レンジャー』に出てくる
ネイティヴ・アメリカンのヤヴァパイ族の言葉で、”信頼できる友”と言うような意味らしい…)。
彼らとは、水を求めて一山越えた仲でもあった。

 真っ暗闇のトゥオルミー・メドウの森の中で、
バックパッカー・キャンプグランドを一緒に探した、ジョシュ。
彼とはろくにお互いの顔が見えない暗闇の中で自己紹介し、
ライエル渓谷の谷間で再会した。いつも何故かテンパってたジョシュもまた、
今もテンパりながらMt. ホイットニーを目指して歩いていると思う。

 夜の明けたトゥオルミー・メドウのテン場で、
たまたま同じフードキャニスターを使っていたご老人、ウィリアム氏。
彼はこのトゥオルミー草原のテン場に4ヶ月も滞在し、
ここで詩や小説を執筆中とのことだった
(著書に『American mystic: A journey of crossing the borders of normal experience』等)。
森で創作生活なんて素敵だねえ。
 
 6月下旬にカナダを出発し、約70日間、ひたすらメキシコ国境を目指して
PCTをスルーハイク中に僕を追い抜いて行った”SAILOR”、
彼は僕よりも小さな荷物で「今夜はどこまでいくか分からない」と、
飄々と風のように道の向こうへと消えて行った。これが本場のPCTスルーハイカーか!と、
震えるくらいに本当にカッコ良かった。今回のJMTでダントツ、感銘を受けた男だったな。

 トレッキングの山場、3,000m越えのドノヒュー峠とアイランド峠の二つの峠越え続きで
完全にシャリバテ中の時、峠の要所要所で、まるで道祖神のように白いあごヒゲを生やして立ち、
僕を励ましてくれた健脚ヴェテランJMTスルーハイカーのスティーヴ。
彼とは、サウザンド・アイランド・レイクのテン場でもまた再会し、
JMTのシーズンや熊情報等、貴重な情報を教えてくれた。
 
 最後に、今回のセクション・ハイクのゴール地点レッズ・メドウでは、
シーズンオフのため地元のバスが運休。レッズ・メドウから更にマンモス峠を一山越えて、
ようやく辿り着いた山向こうのマンモス・レイクスで、またもや地元の最終バスに乗り遅れた。
たまたま付近を散歩中だったサンディエゴからのおっさん二人組に街の中心部まで乗せてもらい、
ビールまでおごってもらった。名前は忘れちゃったけど、本当に助かりました、ありがとう。

 他にも様々な一期一会があり、お礼に関しては言い切れないけれども、
同じJMTという道を歩く人間に老若男女、国籍に人種に言葉の壁も関係なかったな。
みんな励ましあいながら、山火事、熊情報、水源確保、トラウトの釣れた釣れない等々、
様々な悲喜こもごもを共有しながら、えっちらおっちら楽しい道行になったと思う。

 ハイ・シエラの山中を歩きながら、ふと頭に浮かんだのは、芭蕉さんの言葉だった。

“月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり。”

“The months and days are travelers of eternity. The years that come and go are also voyagers.”
- Basho Matsuo 1644-1694
 
変な話だけど、アメリカ西部の原生自然を歩きながら、
少しあの芭蕉さんの気持ちに近づいたような気がしたよ。もちろん、ジョン・ミューアの気持ちにもね。

-2015/09/17-

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2015/09/04-09/05
Maryville - Merced - Yosemite Lodge - Yosemite Village - Wilderness Center -
Happy Isles 1,230m- Mist Trail 1,387m- Vernal Fall - Emerald Pool - Nevada Fall 1,814m-
Little Yosemite Valley 1,875m

この日より、JMTトレッキング開始。
懸念であった入域許可証は、即日発行された。
この週末にハーフドーム登山に来ていたアンナと知り合う。
ヨセミテ渓谷初日の夜は、ハッピー・アイル・ネイチャー・センター横の茂みにて不法幕営。
結局、この最初の晩が、一番熊に緊張した一夜となったが、
満天の星空が広がっていて、熊の恐怖もいつしかどこかへ行ってしまった。
二日目もリトル・ヨセミテ渓谷にて、キャンプ許可地を勘違いしていて気付かず、
結果、禁止エリアにて幕営。寝ていたところをレンジャーに起こされ、
二人でテントを畳まずに持ちながら数百メートル横移動。リトル・ヨセミテでは、
マーセド川の透き通った水をろ過して飲料水に。以後、8日間ろ過水で生活。
この辺りまでは、軽いハイキング客も多い。初日、かなりの急登。

-2015/09/22-

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2015/09/06-08
Little Yosemite Valley 1,875m - Half Dome Trail Jc. 2,134m - Sunrise Camp 2,865m -
Cathedral Pass 2,957m - Cathedral Trail Jc. 2,896m -
Tuolumne Meadows Camp Ground (Lodge & Post Office, Resupply) 2,652m - Lyell Base Camp 2,743m

リトル・ヨセミテからは、暫くハーフ・ドーム山頂トレイルと同じコースを辿る。
JCTを越えると、ハーフ・ドームへのクライマー達の姿がなくなり、
JMTは川のせせらぎとリスの駆け回る姿だけの静かな道行きとなる。
山火事で焼き尽くされた森林を抜け、カセドラル・ピークが見渡せるところで自撮りに苦戦している時、
バグ・ジュースに出会う。彼はこの朝、ハーフ・ドーム山頂に寄って、
サンライズBCで彼女と合流するため道を急いでいたのだった。
サンライズ草原では期待の水場が枯れており、彼らと一山超えてサンライズ・レイクスまで水探しの旅に出る。
彼らはその晩、湖の畔に幕営したが、水筒が全部凍るほどの寒さだったようだ。
僕はサンライズBCに幕営して、正解。フライの結露がうっすら凍る程度ですんだ。
朝日を浴びながらの、優雅な朝食。コヨーテの吠え声が谷中に響き渡る、荘厳な朝だった。
トゥオルミー・メドウでは、ロッジの夕食を予約。相席のおばさん連中は、
なんと南サンフランシスコの図書館員だった。夕食後、日暮れ間際にテン場着。
真っ暗闇でジョシュと出会う。朝、隣で幕営していた作家のウィリアム氏に出会う。
郵便局で日本に手紙を書いているところ、バグ・ジュース達と再会。彼女は、膝痛のためこの地でリタイア。
ライエル渓谷で、PCTスルー・ハイカーのセイラーに出会う。
ライエル川では、初のトラウト釣りに挑戦するが釣果なし。
ジョシュ、サンライズで会ったギッシュと再会。この日は敢えて、全く隣人のいないところに幕営する。
焚き火許可エリアだったので、直火でラーメン。慣れたもので、熊被害の多いエリアと知りつつも普通に安眠。

-2015/09/28-

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JMT 後日譚。
僕と同じく、9月5日にヨセミテよりJMTに入域し、
束の間道中を共にしたBug Juiceこと、コロラドのディーン。
彼から無事に9月23日、JMTスルーハイク達成の一報が届いた!

ヨセミテ渓谷より南東へ約340km。
アラスカ州を除く合衆国本土最高峰のマウント・ホイットニー(標高、4,418m)登頂の報せだ。
伸びた髭と焼けた顔に、JMT踏破の貫禄が見える。自分もあのまま歩き続けていれば…。
なんて思うと本当に羨ましくなるんだけどね。
とにかく、おめでとう!と言いたい。来年は、9月7日にリタイアした
彼女のアンドレアもリベンジするみたい。写真は、彼からのもの。

John Muir Trail after story...
My Trekking friend, Dean a.k.a. "Bug Juice" succeeded
in JMT through hiking & reached the summit of Mount Whitney!
I'm glad about his success like about myself.
Congratulations, bug juice! I'll be back someday...
"I'm glad that you've adopted your trail name, Kemosabe.
The best definition I've read defines it as a "Faithful Friend",
a perfect trail name! Our leaves are changing in Colorado as well and snow will be coming soon.
Be well, Dean (BugJuice)"

-2015/10/01-

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久々、ジュレー・ラダックのイベントに参加させてもらいました。
テキトー分量のチャイだったけど、「ここのが一番美味い!」の評、多々あり。
ジュレーの方々は、みんないろんな意味でぶっ飛んでますが、それぞれに堂々と我が道を行ってる感じが、
勇気づけられますね。いろいろ近況話せて良かったです。また、お会いしましょう。オー、ジュレー。

特定非営利活動法人 / ジュレー・ラダック
http://julayladakh.org

-2015/10/05-

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2015/09/09-13
Lyell Base Camp 2,743m - Donohue Pass 3,368m - Rush Creek Trail Jc. 2,926m -
Island Pass 3,124m - Thousand Island Lake 3,002m - Garnet Lake 2,957m -
Shadow Lake 2,667m - Rosalie Lake 2,896m - Gladys Lake 2,926m - Davils Postpile 2,301m -
Reds Meadow 2,316m - Mammoth Pass - Mammoth Lakes - (bus) - Yosemite Village

ライエル渓谷を発ち、滝のような汗を流しながらドノヒュー峠を越える。
峠からは、ヨセミテ国立公園内の最高峰、マウント・ライエル(3,997m)と
その残存氷河が銀色に輝くのが見えた。峠の中腹で、59歳のツワモノ・トレッカー、スティーヴに出会う。
二度目の峠、アイランド峠ではかなりバテたが、途中スティーヴに励まされながら、
日没前になんとかサウザンド・アイランド・レイクに到着。翌日は、朝スティーヴを見送り、終日釣り。
しかし全く釣れない。魚影もわずか。湖は、鏡面のように美しかった。翌朝、鹿の親子の足音で目覚める。
ここから、幕営地グラディーズ・レイクまで、無数の湖と大小の峠が続く。
途中、ガーネット・レイクの浅瀬で二時間近く格闘して、ついに手掴みでトラウトを二匹捕まえ、夕食に。
グラディーズ・レイクでは、完全な静寂の中での単独幕営。
翌日、柱状列石デヴィルズ・ポストパイルを経て、遂に今回のゴール地点、レッズ・メドウに到着。
しかしバスが運休しており、さらにマンモス峠を越えて、
ようやくマンモスレイクの車道に出る(途中、小熊に出会う)。
ヒッチハイクで、街のキャンプサイトへ幕営。最後のテン泊で、食料は計算通りきっかりなくなった。
翌朝、バスでヨセミテに戻り、ベア・キャニスター返却。
アンセル・アダムズ・ギャラリー、ビジター・センターに寄り、無事サンフランシスコへ。

-2015/10/12-

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文字数オーバーの為、次号に続きます…。

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